れなの生いたち
「Babyれなのきょうだい」…ドロよけのベニヤ板の上がお気に入りでよく2匹でじゃれて遊んでいました。

       ↑れなの鼻の下が黒っぽいのはいつも洟たれだったからです。
れなが育ったノラ猫の家族は、親母猫と若い母猫とその二匹がそれぞれ産んだ仔猫たちでした。

猫の一家が隣家の軒下から出て行かなくてはならなくなり、
目がまだ陽の光に慣れていないような仔猫が何匹もうちの庭をウロウロし、
親子で呼び合う声が昼夜聞こえた日々が思い出されます。

細身のヤンママ母猫は、れなにとっておばあちゃんにあたる猫に
時々仔猫のようなしぐさで甘えていましたから、
それが姉妹ではなくて、母娘なんだということは自然にわかりました。

れなはヤンママ猫が産んだ仔猫のうちの1匹で3匹のきょうだいだったのではないかと
私達は考えています。

また、ヤンママの母である親猫はおそらく5匹ぐらい産んだのではなかったかと
思っています。最初の頃数えた頭数がそのぐらいでした。

この写真に写っている、白が混じった仔猫はれなのお兄ちゃん猫です。
名前は、背中のキジトラ部分に白い斑点が2つあったので「テンツー」と読んでいました。
テンツーもれなに続き、人に自ら近づいてきた仔猫でした。

今はもう、お空の星になったテンツーのことを次のお話にしようと思います。

(つづく)

「過去のメールレーター」でも、ノラ猫一家のお話が読めます。