Sanaのフラワーアレンジメント
自分ではいちおうテーマを設けてお花を生けているつもり。
珍しいor新しい花色が花屋さんに出ていると
とりあえず使いたくなったり、季節・行事にちなんだり、
…という調子で、自由にアレンジメントしてみたものをご紹介します! 
2001年春からは、自分のお庭の花でアレンジメントを製作中!



 
庭の花を使った9月のミニブーケ ↑
HPのTOPでは、飼い猫でうちの「長女」れなちゃんがブーケと特別共演?させていただきました。●色合いは先月のアレンジと似かよってしまいますが、またヒマワリを挿してみました。●ラウンドのベースにはまいまいさんから頂いた種から育て、たくさん咲いたバニラ色のマリーゴールドをぐるっとふんだんに使っています。●今日は誕生日なのに、いろいろな状況が重なって動きがとれない日でもあり、5日ぶりにお天気になったことだし、というわけで、自分を癒すためにお花を摘みました。●畑もほぼ収穫が終わりに近づき、北国は明らかに秋の気配。●次に新しいアレンジをアップするのが、子供を産んでからなのか、その前にまだまだ時間ができるのか、またあとでご報告になります。●
 

材料:ヒマワリ(ロシアヒマワリ、八重東北ヒマワリ、ほか1種)、マリーゴールド(バニラ)、ウツボグサ、ハッカ、ミズヒキ、ハナビシソウ、コスモス(濃ピンク、オレンジ)、ヒペリカム、ヘリクサム、ナスタチウム(赤)、ブルーガラスのコップ


 


 
 
庭の花を使った8月の花瓶挿し 絵画風↑
夏の花をババッと挿して、網戸の前の青いレースのカーテンの前に置いて見たら、午後の西日がいたずらして面白い光加減になりました。●ルドンの静物画という雰囲気もある??●種から育てたルリタマアザミ(多年草)が立派に何本も1.5m近く育ち、たくさん花を咲かせました。質感がなんとも言えなくていい花です。●オレンジ色の花はモントブレチア。ものすごく丈夫なアヤメ科。もともと庭にあり、うちではこの植物を「屯田(兵)」と呼んで、不毛な場所に移植していますが、べーゴマのような地下茎でどんどん殖え、たくさん咲いています。●ちょっと分かりにくいのが下の方に挿してある初雪草(ユーフォルビア)。今ごろになると葉の周囲が白くなり、明るい緑の葉とさわやかなハーモニーです。こぼれ種でたくさん芽が出て、毎年咲いています。●そしてアスパラ。食べてよし、伸びてグリーンとしてあしらいに、クリーム色の花がついた姿や、そのあと珊瑚玉のような実がついた姿も、いいもんです。
 

材料:ルリタマアザミ、モントブレチア、スウィートマジョラム、アスパラガス、アジサイ、ヒマワリ、ユーフォルビア(初雪草)、コレオプシス、ステンレスの花瓶
 

庭の花を使った花束その6 お呼ばれアレンジ↑
この頃すっかりガーデニングをいっしょに楽しんでいる、斜めお向かいの瀟洒な黄色いおうちにお住まいのご一家に夕食にお呼ばれしました。●おみやげのケーキを焼いている間に庭のお花でアレンジをつくったもので、ケーキとともに持参しました。●バラは最近苗を購入したホワイトマジックと去年買ったミニバラのバレリーナです。●硬派な強い印象のイングリッシュアイリスをどう挿すかが課題でした。●アジサイが色づいてきた変わり目で何ともいえない色合い。●どうにかテーブルフラワーとしてまとまりがついたかな。
 

材料:イングリッシュアイリス、アジサイ、バラ(ホワイトマジックとバレリーナ)、ホトトギス(黄)、アスチルベ(淡桃)、京鹿の子、ツリガネニンジン、マトリカリア、オアシス、白い皿
 


庭の花をつかった花束その5 お祭りアレンジ↑
6月に入り、札幌もYOSAKOIソーランや札幌祭りとイベントが目白押し。●庭の花々も明るい色味のものが次々咲いています。●派手派手でちょっとケバい色使い。生けてる間にどうなることかと思いましたが、とりあえず形にしたという感じ。●あれもこれも、と入れてしまったためににぎやかです。●お神輿飾りや稚児さんの衣装のような、合わせ方によっては、下品なぐらい明るい色ばかり。●たまにはこんな花束も面白いですか?●現代の祭り、のイメージで洋花の間に和花を入れてみました。●リウマキシアの星型の黄色い花がぽろぽろと落ちてきたので、そのまま画面に入れました。
 

材料:ルピナス(うす紅)、紅輪タンポポ、マツシロソウ、アジサイ(蕾)、エゾシシウド、マーガレット、サンゴソウ、リウマキシア、アヤメ、ムシトリナデシコ、ミヤコワスレ、ヒペリカム、スイートマジョラム、ベルフラワー、花器(ブリキの水差し)
 
 


庭の花をつかった花束その4 ウェルカムブーケ ↑
紫と白の花を使って戸口にちょっと挿すような、小さな花束をつくりました。2001年庭のお花のブーケ第4段です。●スゲの葉っぱで(紐みたいに)でぐるぐる巻きにして束ね、物置の戸口にひょいっとひっかけて撮りました。●白いクレマチスは、トレリスにからみついて大輪がたくさん咲いていたもの。●暑い日がけっこうあったので早々に咲き終わったライラックも入れています。●うちの庭も黄色いチューリップが終わると、白と紫の花を中心に様変わりします。●本州でじめじめした梅雨に入るこの時期、北海道は寒暖ありながらもお天気が続き、最も草花が勢いづき、生き生きとする季節。●でも今年はちょっと雨が降らなさすぎです。●ヘンに植物が間伸びしない、という利点はありますが…。

材料:クレマチス(白)、シロツメクサ、オダマキ(紫)、チゴユリ、ムラサキツユクサ、マンテマ(白)、カキドオシ、キャットミント、パイナップルミント、ブルーベル、ルピナス(紫)、ライラック(うす紫)、ヘクサリウム(葉)、スゲの一種、エゾシシウドと思われるセリ科植物

*今回はなるべく全部の花が識別できるように撮れてると思うのですが。


   

 
 
お気に入りの蒼いマットの上に置いて…
庭の花をつかった卓上ブーケ その3↑
ちょっと雑な入れ方をしてますが、2001年5月の庭のお花のブーケ第3段です。●増えすぎたキュウリグサを抜いていたらやっぱりかわいいお花だなあと思い、せっかくだから、と他の花も摘んで束ねてしまいました。●淡い水色の花がぽつぽつと付くのが好きで雑草だけど、あちこちに生えるに任せています。●こぼれ種で増えたビオラも何色かあって、買った苗と時期をずらしてたくさん咲き乱れてきます。●1年草も種でどんどん増え、しかも去年と同じような場所に生えるので配置を考え直さなくても済んでいます。●これだから花作りは面白いです。

材料:オダマキ(八重ピンク)、スノーインサマー、ミニアヤメ、クモマソウ(白)、ビオラ、キュウリグサ、ムチコーレ、ミヤマキンポウゲ、セージ、キランソウ、ルピナス(蕾)、花器(和風湯のみ)

*たくさんの種類の花を使ってますが、隠れて見えないものもあります。ゴメンナサイ。



    
庭の花をつかった卓上ブーケ その2↑
2001年5月の庭のお花のブーケ第2段です。●どちらかというと苦手な色味なんですが、ラウンドブーケにしてみました。●挿すには?のシバザクラも入れてみましたがそれなりになるもんだなあと思いました。●チューリップは3色入っていますが、ちょっと見にくい。一つが真紅の八重、濃い紫、そして黄色です。どれもこの庭にもともとあった球根。掘り出した子球を昨年育成して改めて植えなおしたら、今までみたことのなかったパロット系や八重、紫が咲いて驚きました。いまだにチューリップの球根は1個も買ってない、が口癖です。●相変わらず「雑草好き」なので、このアレンジにもいくつか入っています。●庭のテーブルの上で撮影したら木漏れ日が効果になってちょっと素敵になりました。

材料:チューリップ(3色)、オダマキ(2色)、スノーインサマー、イエローガーデン、シバザクラ、マーガレット(ピンク・白)、キュウリグサ、デイジー、ポリアンサ(濃ピンク・黄)、京菜、クサノオウ、イエローアークエンジェル、花器(ガラスピッチャー小型)

*たくさんの種類の花を使ってますが、隠れて見えないものもあります。ゴメンナサイ。


庭の花をつかった卓上ブーケ その1↑
HPの表紙にも違う角度で撮影したものをアップした、今日(5/16/2001)、できたてのホヤホヤのアレンジです。まさに今咲いている花を使って自宅の庭でアレンジをしました。●ブルーのガラス器は揃いで丈長と短、皿を持っていますが、飾り気の無い花も可愛らしく生けられるので便利です。●花屋さんでやらせてもらっていた自己流アレンジメントもそのお店の閉店で、この春からはついに自宅で自力でやらなければならなくなりました。●そして今、庭造り3年目のMy Gardenからのお花を各種使ってやってみる時が来たのだ…という思いを掻き立ててくれる花々が次々咲いてくれました。●自分でもいろんな花の種を蒔いたりしましたが、もともとこのお庭にあった花々の復活、義母にもらったり、他から集めてきた花々の定着などが積み重なり、たくさんの種類の花がすぐ目の前、手の届くところにある幸せな生活です。●10月に生まれる予定の初めての子供も草花や自然の大好きな子になってくれるといいなと思います。●

材料:ムスカリ、ワスレナグサ、スノーインサマー、スノードロップ、ユキヤナギ、コマクサ、キュウリグサ、スイセン(2種)、アイビー、スゲの一種、スミレ、デイジー、イングリッシュデイジー、ツルニチニチソウ、マンテマ(ピンク)、花器(青ガラス)
*たくさんの種類の花を使ってますが、隠れて見えないものもあります。ゴメンナサイ。



 
 
 

屋外に飾る、庭の花を使った晩秋のアレンジ↑。
11月の末頃、二度咲き目のブルーデイジー、マーガレットと一面に咲いた終わり時期のコスモスを使って、庭からの花を惜しむかのように、玄関外に飾っていました。●円錐をさかさにしたようなブリキに籐のふちどりのついた花器は、帯広にある名物おばあさんが開園している花畑、紫竹ガーデンで購入したもの。●コスモスは本当にたくさん咲いて、毎日花柄を摘むのが大変でした。●斑入りの葉も美しい南アフリカ原産のブルーデイジーは大株に育ちましたが(北海道では)冬越えしないので堀りあげて室内で越冬させてみました。あるときまで元気だったのですが、カサカサになってしまいました。無理だったのでしょうか。●季節がよくなると、花屋さんのお花以外にも庭の花でアレンジを楽しめます。●この花を飾っている間に雪が降り始めましたが、白い綿帽子をかぶってもなお、けなげに長く咲いていました。

材料:
コスモス、ブルーデイジー、マーガレット、花器(ブリキ)



 四角いガラス器、どんなものにもよく合い、気に入ってます。

少し横の角度から…

生まれ月の好きな色Favorite Colorの花瓶ざし↑。
9月だから、ということで、その日お店にあった花のなかで好きな色・好きな花でつくってみようと思いました。●ビバーナムは最近よくみかける抑え目のメタリックブルーが美しい実。初めて見た時は作り物かと思いました。枯れてくると金属様の輝きが失せて黒いしわだらけの実になってしまいます。●ユーカリもツブツブのある白味を帯びたのを。単にユーカリと呼ばれる花材も、色々あり、底なしの種類の豊富さです。(これまで紹介したアレンジにまったく違う様相のもの2回登場してます。)●フランネルフラワーもとっても可愛い花。●とにかく、好きなものを制限無く選ばせると、私の触手が伸びる花の形っていうのはいつも決まっています。●陽輪形の花、がどうやら本能的に好きみたいです。

材料:
アネモネ、ボリジ、ビバーナム(青銀の実)、ユーカリ(シルバーブッシュ)、フランネルフラワー、ガラス器
 
 


 
晩秋の陽光を浴びる主張色同士(赤黄)のアレンジ↑。
10月頃のアレンジで暖かい感じを出したくて選んだ色調ですが、難しい色目で結構苦労しました。●乾いた苔のかたまりのようなバーゼリアはいつか使ってみたかったモダンな花材。●形も色もいろいろあり、下にご紹介した「涼しげな花瓶ざし」の灰色も独特な質感ですが、つくりもののような緑色も面白い。●ワックスフラワーの黄色というのはこの日初めて見つけ、珍しいとのこと。ボリューム感も花持ちも気に入っている花です。●ユーカリも葉が赤ばんでいるものをピックアップしました。●光線の具合でわかりにくいですが、スキミアは樹状に咲く粒粒の花で1‐2ヶ月はもちます。●花もちがよい、またはドライにもなるような花材ばかりだったので得した気分でした。●下の敷物は、飼い猫がいつも爪研ぎしているマットです。

材料:
スキミア(赤)、デンファレ、バラ(赤)、ワックスフラワー(黄)、
バーゼリア(緑)、ユーカリ、篭、オアシス




 
 
 

まだ札幌では種を蒔くには早い、まだ雪の溶け残る昨年4月の
ブドウ蔓でつくった篭に合うアレンジ↑
篭は留萌に独り暮らししている義母の手作りです。●鉢カバーにしたり、寄植えをしたり、吊るしたり、用途多岐で万能なガーデンアクセサリーです。●クリエイティブな義母は我が家の庭に他にも色々なものを作ってくれ、戸建てになってから頻繁に札幌に来てくれるようになりました。●好きな青黄系色花ばかりの中のオレンジ色が実は全体を引き締めているという構成。●左側のラークスパー(花屋さんでの表示はマリンブルー)は留学していたユタの草原に自然群生していたのを思い出します。本当に美しい、透明感のあるブルーです。●ラークスパーはデルフィニウムの仲間で、デルフィニウムといっしょの分類をする場合もあります。●左下スカビオサは日本での野生種マツムシソウに該当する外来園芸種。これも長野の山で見た美しさが心に残っている花です。

材料:
ニゲラ、スカビオサ、カレンジュラ(橙、黄)、アネモネ、
スイートピー(黄)、マリンブルー(ラークスパー)、ホワイトスター、
ブドウ蔓の篭、オアシス
 
 


これは昨年の3月頃のもの。春を待つ花のアレンジ↑。
●ランキュラスを赤と黄の2色使っています。●とてもきれいな橙色のスイートピーがありました。●やっぱりバラが一本あるとキマります。●チューリップも同系色ですが、とんがった花弁のものをあえて選んで変化を。●白い小花はマトリカリアと花屋さんで表示していましたが、同じキク科のカミツレ=カモミール(学名Matricaria recutita)と同属の花で一見そのように見えます。●一般にマトリカリアと言われる花はフランス菊とか夏白菊と呼ばれ、いわゆる菊と似た葉の、たくさん花をつける小菊ですが、これはまるで匂いなしのカモミールといった感じでした。●うちの庭には生成りの白いポンポン咲きの花をたくさんつける、種から育てたマトリカリアがあります。●電子ピアノの上は、いつも花を置く場所になっています。●

材料:
チューリップ(赤)、黄バラ、スイートピー、ラナンキュラス(2色)、マトリカリア、レモンリーフ
 



2000年札幌は秋風も冷たい9月の同系色花のアレンジ↑。
●苦手なピンク系統ばかりを、あえて使って、和洋折衷スタイル●うす緑がかったピンク(!)のリンドウに触発されました●ワレモコウはうちの庭にもありますが、2000年は初夏に伸び過ぎ切りそろえたら花芽もとってしまったらしく咲きませんでしたのでそれを惜しんで●トルコキキョウもきれいなピンクがあり、スプレーミニバラのピンクとしつこいぐらいピンクにこだわり●ワックスフラワーも淡いピンク●ピンクでまとめても甘すぎなくて、ホッ。●

材料:
ミニスプレーバラ、トルコ桔梗、ワレモコウ、リンドウ、ワックスフラワー、レモンリーフ、オアシス、竹篭
 


 
2000年6月 June Brideも意識して!?白花のアレンジ↑。
●緑をいっしょに使って、フェミニンかつハンサムな感じにしたかった。●アイビーのつかいかたちょっとユニークでしょ●レモンリーフでオアシスをくるんで、花器なしでそのままテーブルに置けるようになっています●サンキライって本当に万能な実ものです。他の花ものとのバランス、主張度が丁度いいです。赤くないのを使ってみたかった●アストランティアはオーストラリアとかあっちの方の花。バラの左上にあるのですが、薄布のような風合いで今回使った花色は黄緑がかった白で合わせやすかった。●

材料:
白バラ、ユーカリ、アストランティア、サンキライ(青)、白パンジー、アイビー、アジサイ(白)、ブラッシングブライト、レモンリーフ、ラフィア、オアシス
 

 
 

Local Flora PhotographyのTopにアップしている、お気に入り。
2000年7月作のこのお花のテーマは、涼しげな花瓶ざし↑
●ポイントを貯めてもらった実用タンブラーとセットの仏製ピッチャー(水差し)を使いたかった●北海道へ来てうれしいことの一つは、真夏でも水道水が氷を入れずに室温のグラスを曇らせるキーンとした冷たさであること。…だから夏は水仕事が楽しくって●チョコレート色のひまわりもさることながら、写真ではほとんど目立ちませんがペンスチモンの白は透けるよう、珍しい。●

材料:
ヒマワリ(ココア)、テッセン(青小花)、バーゼリア(灰)、ホワイトスター、ペンスチモン(白)、スモークツリー